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大師がいま隣に
いらっしゃったら
かくのごとく聞くでしょう
大師はいまだおわします。五穀豊穣、万民豊楽、国家安穏。大師は今なお、祈り、願い、誓い続けておられます。即身成仏をもとにした発想のセンスをして、やはり大師は御入定の言葉にふさわしく、その存在感の大きさをを感じます。大師のお声を聞いてほしい。「自分の人生は、けして他人に任すものではない。己が常にBetterを選び続けよ。そしてけしてBetterに居座るな。そうすればその先にはBESTが待っている。必ずBESTに着地せよ。」。いくら周りにとやかく申されたところて、最期にはご自身の責任と納得をもって人生を仕舞うこと。それは、生きとし生けるもの(衆生)の自然の営みであり、尊い使命ではないかと、私の大師はこのように説いてくれています。
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いまだから
お寺にできること
密教にできること
時代を超えて、大師と意識を通じ合わせること。そうして、残していく伝統+これからのなすべき寺院活動を見据え、まっとうな寺院でいつづけることこそが、觀智院の誓いです。真言密教では、僧侶は瞑想や真言、法具を用いてさまざまな儀礼を執り行うことができます。密教の神髄は、まさに実践の中に見出せることができます。この自然に生きていること、社会に生きていることで、自他の灯火を深く味わうことです。
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