五岳山善通寺觀智院は、
総本山善通寺の
別格本山です。
大同2年(807)弘法大師創建。総本山善通寺別格本山。本尊 秘仏十一面観世音菩薩。本尊真言 オン マカ キャロニキャ ソハカ。
総本山善通寺の東院と西院の中間に位置し、往古には四十九院ありました塔頭寺院の筆頭として、十善坊と称し一山の寺務を掌握し、通行手形なども発行しておりました。中世に入って 觀智院
と改められました。大正2年(1913)、火災により堂宇全焼に遭いました。現存の堂宇は、善通寺五重大塔の建立に携わった棟梁 大平平吉により、大正14年(1925)に再建されました。境内西には永代納骨堂(萬靈堂)と墓地が、境内東には、地藏堂(延命地藏菩薩・
訶梨帝母尊石像)が立ち並びます。
讃岐三十三観音霊場の第25番札所。御詠歌 いくたびも まいる信心(こころ)に蓮の花 ひらきてうれし こやす観音
「子安観音」と
呼び親しまれています。
本尊十一面観音菩薩彫像は、大正8年に高松藩主松平公の御息女が庵を結ばれていた寺院 大護寺より遷されました。以来、婦女子の信仰が篤く、子授け、安産から子育ての守護仏として 子安観音
と呼び親しまれています。
御守所では、子授け水晶 さずけだま、安産祈祷札、安産御守、安産腹帯、子供守り、と取り揃えております。安産祈祷札は、郵送か本堂に上がっての直接祈祷にて授与しております。